サルプリ舞はクッ(巫女が行う儀式)から生まれたサルプリ音楽に合わせて踊る、もっとも代表的な民俗舞踊で、踊りを踊る形態と性格、小道具等によって立舞(イプチュム)、手拭(スゴン)舞、散調舞、即興舞とも呼ばれる。サルプリ舞は、普通白い衣服を着た舞踊手が、長い手拭を手に持ち、それを操るようにしたり、伸ばしたりして踊りながら、韓国舞踊の節制された曲線美を美しく表現する。
1900年代前半
僧舞は、寺刹の僧侶舞踊を専門の舞踊手たちが芸術的形式を備えた独舞に発展させた代表的な民俗舞踊である。袈裟長衫(墨染めの僧衣)にコカル(山形のかぶり物)をかぶった身なりで踊る僧舞は、重い業(ごう)を脱ぎ去る過程、俗世との決別、解脱の境地に至る喜悦を流麗な線で表わす静中動の踊りの動作で表現している。
ソルプクチュムは珍島(全羅南道の島の名前)の太鼓遊びに基づいた民俗舞踊である。頭の舞で始まり、神を慰める殺身舞、神を喜ばせる娯神舞、神との合一を表現した風楽舞、神を送る送神舞、舞踊全体をまとめるトゥシプリ舞によって進む。ソルプクチュムは、農楽(ノンアク)の拍子に内在する全羅南道独特の味わいにふさわしい男性舞踊手たちの力強い力動性を惜しみなく繰り広げて見せてくれる。